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正直に言います。うちの防災セットは、賞味期限が2年前に切れた乾パンと、電池が液漏れしかけた懐中電灯だけでした。
対策しておかなければならないということは、もちろん承知しているのですが、正直、何をどれくらい用意すればいいのか、よくわからない。

おいおい考えてけばいっか〜
で済ませてきました。はい、何かあった時に真っ先に死ぬザコキャラ思考ですね!
共働きで日中は家に誰もいない、子どもだけの時間帯もある——そんなわが家にとって、災害対策は放っておいていい話ではないと思い、重い腰を上げて調べてみました。

この乾パン、2024年期限って書いてある

……うおお〜💧
この記事では、水・食料・連絡手段など「災害への備え」全体のチェックリストと、それを「気合」ではなく「仕組み」で無理なく続けるコツを、まとめてお届けします。
まずは全体像!「災害への備え」チェックリスト
細かい話に入る前に、まず「何を備えるのか」の全体像です。このリストをスクショしておけば、買い物のときにそのまま使えます。
✅ 水・食料
- 飲料・調理用の水:1人1日3リットル×最低3日分(できれば1週間分)
- 普段から食べているレトルト・缶詰・カップ麺・パックご飯(ローリングストック)
- オヤツ・甘味(水や火が要らないもの。子どもの心の安定剤)
✅ 火・調理
- カセットコンロ+カセットボンベ(お湯が作れると食事も衛生もレベルが上がる)
✅ 電源・明かり
- モバイルバッテリー(スマホの充電程度ならこれで十分)
- 懐中電灯・ランタン
- 乾電池(サイズを確認して多めに)
- 携帯ラジオ
✅ 連絡手段・情報
- 家族・親戚・職場・学校/学童の連絡先を紙に書いて保存(スマホが使えない前提で)
- 避難所・給水所・充電スポットの場所メモ、自治体のハザードマップ
- 災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を家族で確認しておく
✅ 衛生・トイレ
- 簡易トイレ
- 無水(ドライ)シャンプー・大判の体拭きシート
- 常備薬・衛生用品
✅ 生活用品・その他
- 現金(停電するとキャッシュレス決済が使えないお店も。小銭・千円札多めで)
- 防寒着や着替え、使い捨てカイロ(冬)/うちわ・冷却シート・保冷剤(夏)

リストにすると「え、多くない?」ってなりますよね。大丈夫、一気に揃えなくていいんです。その話は後半で!
共働き家庭が最低限備えておきたい4つ
とはいえ、このチェックリストを上から順に一気に揃えるのは、正直ハードルが高いですよね。全部を完璧に、は無理でも、「どれから手を付けるか」さえ決まれば動き出せます。
そこでここからは、チェックリストの中でも共働き家庭ならまず押さえたい「水と食料」「火と甘味」「電源」「情報とつながり」の4つを、わが家が調べて納得した優先度順に深掘りしていきます。
①【優先度高⚠️】水と食料——「賞味期限切れ乾パン」から卒業する
飲料・調理用の水は、1人あたり1日3リットルが目安とされています。最低3日分(9リットル)、できれば1週間分あると安心とのこと。家族4人なら3日分だけでも36リットル……正直、うちのストックはペットボトル一箱だけで全然足りていませんでした。
食料は「特別な非常食」を買い込むより、普段から少し多めにお気に入りのレトルト食品やカップ麺、缶詰をストックしておいて、使った分だけ買い足す「ローリングストック」が続けやすいと言われています。

普段から食べてお気に入りのレトルト食品を見つけてストックしておけば、いざという時も、「被災したー(泣)あの美味しいやつ食べて元気だそう〜」となりますよね
冷蔵庫の中身も、傷みやすい食材を手前・上段にまとめておくと、停電時に「先に食べるべきもの」がひと目でわかって助かるそうです。

ローリングストックって、要は『いつもの夜食カップ麺を多めに買っとけ』ってこと?

夜食カップ麺とか言うと急に背徳感出るけど、あながち間違いではない…?
②【優先度中】火と甘味は心の安定剤!
最低限の、食べて寝て、食べて寝て…だけでは、贅沢に慣れきったげんまいちゃのような現代人は、簡単に心が疲弊していく様が目に浮かびます。

絶対こうなる自身がある…!

あたたかい食事やお茶が欲しい。オヤツが食べたい。楽しみがない〜(泣)
温かい食べ物、清潔なお湯、甘いオヤツ。
一週間分の備えをしておこう。と思うのなら、これらは絶対に必要になります!そう、「カセットコンロ」と「非常食になるオヤツ(甘くて水や火が要らない食品)」です!
▼カセットコンロは、料理のためだけでなく、体を拭き清めるためのお湯を作ることもできる、必須アイテム!平時でもたまには使って、使い慣れておくことが肝心!
▼特に子どもがいる家庭では必須です!被災した時に、食事なら、優先度が高いので救援物資でも出るかも知れませんが、オヤツやジュースは簡単に手に入らないそう。
③【優先度低】電源——ポータブル電源は不要?「シーズン前」が勝負
停電時にスマホの充電が切れて連絡が取れなくなることも、困ることの一つ。
しかし、実際に被災した人のレポートを読んでいると、「要らなかった防災グッズ」で、ポータブル電源が挙がっているのをよく見かけます。
家庭で用意するようなポータブル電源やモバイルバッテリーじゃ正直焼け石に水(平時通りの電気の使い方をするなら、全然足りない)。逆に、スマホの充電程度ならモバイルバッテリーだけで済む)だし、そもそもライフラインの中で復旧が一番早いのが電気だというのが理由の一つ。
ただ、こちらも「停電が来てから買おう」だと、例えば夏のシーズンであれば、台風接近の予報が出た時点で店頭・通販ともに在庫が減ってしまうそうなので、今のうちに準備しておくのが賢いやり方みたいです。
④情報とつながり——「停電してから調べる」は詰む
スマホが使えなくなる前提で、家族や親戚、職場、学校・学童の連絡先は紙に書いて保存しておくと安心です。電力会社の停電情報マップや、自治体の給水所・充電スポット・避難所の場所も、事前にメモしておくといざというとき慌てません。

自治体によっては、避難所などの情報も書かれたハザードマップを配っているところもありますよね。要チェック!
懐中電灯、携帯ラジオ、乾電池、カセットコンロ、常備薬・衛生用品、防寒着や着替え、使い捨てカイロ、そして現金(停電するとキャッシュレス決済が使えないお店も出てきます)。このあたりも、リストにして一箇所にまとめておくと安心です。
▼懐中電池などは、使うほど電池がヘタる充電式ではなく、電池交換すれば元通りの乾電池式の方が安心◎


日本は災害が多いんだから、現金を持たない生活なんて土台無理

クレカとスマホ決済だけで生きようとする生活、台風シーズンだけでも見直すべきなのか
子どもがいる家庭ならではの注意点
子どもは大人以上に暑さの影響を受けやすいので、停電時の暑さ対策は特に意識しておきたいところです。うちわや小型扇風機、冷却シート、保冷剤などを「非常用品の衣替え」として夏バージョンに入れ替えておくと安心とされています。
また、停電や台風で不安がる子どもへの声かけは、事前に子どもと一緒に防災リュックの中身を確認しておくと、安心感が生まれます。

避難訓練とまではいかずとも、停電や断水になった時は防災リュックのこれを使うんだよ、という話をするだけでも違う!
年齢に応じて説明する内容を工夫することで、子ども自身も状況を理解しやすくなるかもしれません。
「使える備蓄を無理なく続ける」仕組み——防災はイベントではなく固定費
ここまでのチェックリストを見て「全部揃えたら数万円……また今度で」となった方、安心してください。私も何年もそれを繰り返してきました。
備蓄が続かない原因は、意志の弱さではなく「仕組みがないこと」。結論から言うと、防災備蓄は「一気に買うイベント」ではなく「毎月の固定費」にするのが正解です。ポイントは4つあります。
仕組み①:「防災費」という費目を作らない。買い物ごとに「+1品」
ローリングストックは「普段食べるものを少し多めに買い、食べたら買い足す」方式。つまり実態は食費の一部です。毎週の買い物で「レトルト1つ・水1本を余分に買う」をルール化すれば、月にすると小さな上乗せで、備蓄が自然に積み上がります。

レトルトカレー!丼めしの具!フリーズドライの味噌汁!パスタソース!缶詰!共働き家庭には必須のあれらを常備しておくだけ!普段からストックしてるやつ〜!
目標量は逆算しておくと迷いません。農林水産省などが推奨する備蓄量は最低3日分、できれば1週間分。家族4人・1週間分だと、水は1人1日3リットル目安で約84リットル(2Lペットボトル約42本)、食料は約84食分が目安になります。(農林水産省家庭備蓄ポータル)
仕組み②:回転が遅いものは「季節ごとの点検日」を決める
たとえば、わが家では、ペットボトルの水・カセットボンベ・簡易トイレは、普段から使っていません。このように家庭によっては、回転が遅いものがあると思います。
これらは、ローリングストックに乗りにくいので、「季節ごとに点検+買い足し」とイベントにしてしまいます。
▼たとえば、わが家ではこんな風に入れ替えをしています

わが家の水の入れ替えは夏がチャンス。暑い季節は麦茶を物凄い勢いで消費するので、麦茶作りにストックの水を使って古い方から飲みきり、年に一度、新しい水に総入れ替えしています!
「夏は水の入れ替えチャンス(麦茶)」「冬はカセットボンベの入れ替えチャンス(鍋料理)」と、季節を分けて入れ替えをすれば、一度に大きな出費をすることなく、変に頑張ることもなく、意外とあっさり入れ替えられます!
仕組み③:置き場所は「取り出しやすい1軍収納」に
備蓄をパントリーやキッチン近くの取り出しやすい場所に置いて、普段遣いするのがベスト。これで、日常で消費→補充のサイクルが回ります。押し入れの奥は「忘却の彼方」行きです。

レトルト食品は、わが家の1軍めしなので、子どもでも取りやすい位置にあります。「専用の非常食」ではなく「いつも食べてるレトルトが非常食にもなる」という考え方です!
仕組み④:「美味しくない」「使うのが苦痛」だと続かない。”質”で選ぶ
正直に言うと「不味い」「使いにくい」備蓄品は絶対に食べきれないし使いきれません。うちも最初に買った乾パンの缶、賞味期限が来る直前まで棚の奥で眠っていて、結局「賞味期限が近いから、しかたなく食べるか…」と、食べきるのに苦労した過去があります。
ローリングストックは「日常的に食べたり使ったりして、消費した分だけ買い足す」仕組みなので、そもそも普段から食べたい・使いたいと思えるものじゃないと回らないんです。ここでは、うちが「これなら備蓄じゃなくても普通に美味しい/便利」と思えたアイテムを一つご紹介します。

レトルトカレー、丼めしの素、缶詰などは、好きな物を見つけて時々食べておくといいです!
乾パンより「アンデ」のデニッシュ缶。リピート買いするくらい普通に美味しい
非常食のパンといえば昔は乾パンのイメージでしたが、今は缶入りのデニッシュパンも珍しくなくなってきています。
わが家で実際にリピート購入しているのが、京都のパンメーカー「アンデ(ANDE)」のデニッシュ缶。最初は「ショコラーデ」味を1缶だけ試しに買ってみたところ普通に美味しく、その後「プレーン・メープル・ショコラーデ」3種×各2個の6缶セットを追加で買い足しました。備蓄用に買ったはずが、気づけばおやつ感覚で消費してしまうやつです。
単品(ショコラーデ)は594円、3種×各2個の6缶セットは3,564円(購入時の価格。時期によって変動する可能性があります)。

1缶だけのつもりが、気づいたら3種セットをポチっていました。備蓄なのに短期間でリピート買いしてしまう時点で、もう普通のお取り寄せパンです(笑)親戚への手土産としても配りまくりました!
断水した日にお風呂に入れなくても。無水シャンプーで頭のベタつきだけは何とかしたい
災害時、食料や水と同じくらい地味にストレスなのが「お風呂に入れないこと」。特に髪のベタつき・ニオイは気になりますよね。そこで役立つのが水を使わずに髪や頭皮を洗える「無水(ドライ)シャンプー」です。
タイプはいろいろあって、スプレーして拭き取るタイプ、手袋型のウェットタオルで頭皮を拭くタイプ、泡タイプなど。うちはスプレータイプを1つ試しに常備しています。シュッシュとスプレーするだけと簡単なので、災害時の慌ただしい状況でも失敗しにくいのがいいなと感じています。
▼水の要らないシャンプー(スプレータイプ)
▼手袋型ドライシャンプー

無水シャンプー、災害用に買ったのに「体調悪くてお風呂入れない日」に大活躍してます。防災グッズって案外、平常時にも使い道あるんですよね。
体拭きシートは「大判・厚手」一択。ペラペラだと結局2〜3枚使うハメに
体拭き用のウェットティッシュ、最初は家にあった普通のウェットティッシュで代用しようとして失敗しました。小さくてペラペラなので、背中を拭こうとすると2〜3枚使ってもまだ拭き切れない…という残念な結果に。
備蓄するなら「大判・厚手」タイプの体拭きシート一択です。約60cm×26〜30cmくらいのサイズがあると、1枚で背中までしっかり拭けます。個包装タイプなら持ち運びやすく、避難所生活になった場合にも使いやすいはず。

「防災グッズは我慢グッズ」って思ってたけど、ちゃんと選べば普段使いしたくなるものばかり。むしろ”美味しくない・使いにくい”を我慢して備蓄すると、いざという時に手を付けたくなくなるので逆効果だと気づきました。
げんまいちゃ家の防災、まずはここから見直します
実はこの記事を書いているさなかに、わが家でも停電を経験しました。
ほんの一瞬でしたが、外で大雨と雷が鳴っているな……と思っていたら、フッと部屋の明かりが落ちて、数秒後にまた戻ってくる。今回は、それだけで済みましたが、「いつでも起こり得ることだ」と再認識させられました。

災害対策の記事を書いている最中に停電を体験するとか、伏線回収が早すぎる。しかもうちの防災セット、この記事を書いた時点でもまだ乾パン残ったままなんですけど……💧
まとめ:今日からできる3ステップ

で、結局あの期限切れ乾パンはどうするの

賞味期限切れは処分して、新しい美味しいやつをローリングストックに組み込みます……
- ①お気に入りの「美味しいレトルト食品」を普段から食べる。食べて減った分は、次の買い物で買い足しておく(常に数日分のレトルト食品があるようにストック)
- ②普段は使っていないカセットコンロ/よく確認していない避難情報など、いざというときのために使い慣れておく/把握しておく
- ③家族の連絡先・給水所や避難所の場所を紙にメモして、防災リュックに入れておく
災害は、完璧に避けることは無理でも、対策はできます!フルセットを1度に揃える完璧主義より、「普段から食べておく・使っておく」を10回続ける方が、確実に備えは積み上がります。
備えができていないのは、あなたが危機感のない人だからではありません。仕組みがなかっただけです。
今日から「時々レトルト」を始めましょう。
