「AIって、結局何に使えるの?」
正直、最初の私もそう思っていました。ChatGPTやClaudeの名前はニュースでよく聞くようになったけど、「自分の毎日の生活にどう役立つのか」がイメージできない。
でも実際に使い始めてわかったのは、AIって「すごい何か」をやってくれるより、自分でもやればできるんだけど「毎日ちょっとしんどいな」を減らしてくれるツールなんだということ。

私の優秀なAI秘書ちゃん!色々やっておいてくれて助かる〜
特に私が「これは続けられる!」と感じた使い方が2つあります。今日はその2つを、実際に使っているプロンプト(AIへの指示文)ごと紹介します。
ワーママの「地味な消耗」を振り返ってみる
40代ワーママの一日って、「大きな仕事」よりも「小さな判断」の積み重ねで消耗していることが多いと思いませんか。
「このメール、どう返したらいいか……」
「娘の算数ドリル、ここばっかり間違えてる。同じ問題をもっと練習させたいけど、市販のドリルには似た問題が2問くらいしかない」
こういう「大したことないけど、地味に時間と脳みそを使う」問題を、AIはとても得意としています。

「できるかどうか」じゃなくて「どう使うか」がAI活用の本質。身近な困りごとから試すのが一番早いです。
活用法① メール・LINEの返信を「関係性×内容×トーン」で作ってもらう
メール返信って、なぜこんなに疲れるのか
仕事でも、ママ友グループでも、学校関係でも、「返信しなきゃいけないメール・LINEが溜まっている」という状態、しんどいですよね。
疲れているときほど文章が出てこないし、「ちゃんと書かなきゃ」という義務感がさらに重くなる。特に相手との関係性が微妙だったり、内容がデリケートだったりすると、返信を後回しにしてしまう……。私もそのパターンを繰り返していました。
AIが劇的に役立つ理由——「関係性」「内容」「希望するトーン」を渡すだけ
ポイントは、AIへの指示に「どういう関係の相手か」「どういう内容のメッセージをもらったか」「どう返したいか」の3点をセットで伝えることです。
この3点が揃うと、AIはほぼ完成品に近い文章を出してくれます。
プロンプトの型
「[関係性] から [内容のメッセージ] を受け取りました。これに対して [こう返したい] という返信を作成してください。」
実際に私が使っているプロンプト例
【例1:仕事のメール返信】
以下のような指示をそのままChatGPTに入力します:
直属の上司から「来週の定例ミーティングでプロジェクトの現状を報告してほしい」というメールが来ました。
現状は遅延気味で、原因は外部業者の納品遅れです。
言い訳にならないよう、率直に状況と対処策を伝える丁寧なメール返信を作ってください。件名も含めてお願いします。
これで、謝罪のトーンが強すぎず、かつ状況説明と対処策がきちんと入った返信の下書きが出てきます。あとは固有名詞を変えるだけ。5分かかっていた作業が30秒になりました。
【例2:ママ友へのLINE返信(断りたい場合)】
同じ保育園のママ友グループLINEで、週末に親子イベントの誘いが来ました。
仲は悪くないけど特別に親しいわけでもない相手です。
正直今週末は疲れていて行きたくないのですが、関係を壊したくないので角が立たないようにやわらかく断るLINEを作ってください。短めで自然な文体で。
「仲は悪くないけど特別に親しいわけでもない」という微妙なニュアンスの関係性も、ちゃんと文体に反映してくれます。これ、自分で考えると意外と難しいんですよね。
【例3:学校への欠席連絡(子どもが熱で急休み)】
小学校3年生の担任の先生に、子どもが今日発熱で休む連絡を入れます。
朝一で慌てているので、簡潔で丁寧な連絡帳への記入文を作ってください。
昨日まで元気だったのに今朝突然37.8度出た、という状況です。
朝の慌ただしい時間に、連絡帳の文面を「どう書こう」と悩む必要がなくなりました。「慌てているから簡潔に」というオーダーもちゃんと聞いてくれます。
返信作成をさらにラクにする3つのコツ
- 受け取ったメッセージ本文をそのまま貼り付ける
「こういうメッセージが来ました」の後に原文を貼ると、より的確な返信が出てきます。(名前は伏せたほうがいいですが) - 「何字以内」「箇条書きで」など形式も指定する
長さや形式を指定すると、そのまま使いやすい出力になります。 - 気に入らなければ「もう少しやわらかく」「もっと簡潔に」と続けて指示する
一発で完成品にしようとしなくていい。対話しながら仕上げるのがAIとの正しい使い方です。
活用法② 子どもの「苦手単元だけ」に特化した問題集をその場で作れる
市販ドリルの「もどかしさ」、感じたことありませんか
子どもの勉強を見ていると、「ここだけ繰り返し練習させたい」という場面が必ずあります。
たとえば、算数の「小数のかけ算」は理解できているのに「分数の足し算」だけが毎回ひっかかる。国語の漢字は書けるけど、読み仮名を書く問題になると途端に間違える。
でも市販のドリルって、まんべんなく全単元が並んでいます。苦手な分数問題は1ページに4問しかないのに、「もっと練習したい」と思っても次の問題に進んでしまっている。プリント教材を買い足しても、また同じ問題が全体的に並んでいるだけ。
そのもどかしさを解決してくれるのが、AIによる「苦手単元だけの問題集作成」です。
実際のプロンプト例——小学3年生の算数(分数)の場合
小学3年生の算数「分母が同じ分数の足し算・引き算」の練習問題を10問作ってください。
難易度は教科書レベル(繰り上がりなし)で、答えも一緒に書いてください。
これで、分母が同じ分数の計算だけに特化した練習問題が10問、瞬時に出てきます。印刷する、ノートに書き写す、タブレットの画面を見ながら解く——どの使い方でもOK。

うちの娘氏(小3)が時計問題でよくミスするので、「小3レベルの時計の算数問題」だけ集中的に出してもらいました。市販ドリルでは絶対手に入らない「うちの子専用問題集」が5分でできる。
もっと具体的に指定するほど「うちの子専用」になる
AIへの指示が具体的なほど、子どもの実態に合った問題が出てきます。いくつか例を挙げます。
【例:国語・漢字の読み仮名だけ集中練習】
小学4年生で習う漢字の中から「読み仮名を書く問題」を15問作ってください。
音読みと訓読みが混在するもの、間違えやすいものを優先してください。
問題は「次の漢字の読みをひらがなで書きなさい」形式で。答えも付けてください。
【例:算数・文章題だけを難易度別で】
小学5年生の「割合」の文章題を作ってください。
易しい問題3問・普通の難易度3問・少し難しい問題2問の計8問。
式と答えも付けてください。
【例:英語・不規則変化動詞の復習】
中学1年生向けに、不規則変化動詞(go・come・see・make・take・get など)を使った穴埋め問題を10問作ってください。
「( )内の動詞を過去形に直して文を完成させなさい」という形式で。答え付きで。
問題集作成で押さえておきたいポイント
- 「学年・教科・単元」を必ずセットで伝える
「小学5年生の算数の割合」というように、3点を揃えると出力の精度が上がります。 - 「答え付きで」と明記する
指定しないと問題だけ出てくることがあります。採点用に答えも一緒に出してもらうと便利。 - 「もっと難しく」「絵を使った問題で」など、子どもの反応を見ながら追加指示ができる
「解けた!もっと難しいのをまた10問お願い」と続けて入力するだけで、同じ単元のステップアップ問題が出てきます。 - 教科書準拠かどうかは必ず確認する
AIの問題が教科書の解き方と異なる場合があります(特に算数の解法)。親が事前に一目見て、学校で習った方法と合っているか確認してから渡すと安心です。
今日から試せる!AI活用のはじめかた
まずはスマホ一台で十分
ChatGPTはiOS・Android対応のアプリがあり、基本機能は無料で使えます。Claudeも同様です。特別な準備は必要ありません。
「返信に詰まった1通」からやってみる
今、返信を保留にしているメールかLINEが1通あれば、それをそのまま試してみてください。相手との関係、受け取ったメッセージの内容、どう返したいかを入力するだけです。
「これ以上練習させたい」ドリルの単元があれば試してみる
子どもの宿題を丸つけしていて「ここ、またミスしてる」と思ったタイミングで、その単元を入力してみてください。5分後には専用の練習問題が手元にあります。
まとめ:AIは「ガシガシ使って当たり前」のツールになってきた
「AIを使う」というと、なんだかハードルが高く感じがちですが、実態は「頼れる知人に相談する感覚」に近いと私は思っています。
「こういう事情で、こういうメール来たんだけど、どう返すのがいいと思う?」
「うちの子、分数の計算がニガテなんだけど、練習問題をいくつか作ってくれない?」
こういう感覚で話しかけていくと、AIはちゃんと答えてくれます。完璧な文章が出なくても、8割使えれば十分。残り2割は自分で手直しすれば、それが一番早い。
「頑張るのをやめた」のではなく、「頑張らなくていい部分は任せる仕組みに変えた」だけ。
AIを使いこなしているワーママの友達が増えてきた今、「まだ使ったことない」は正直もったいない。明日の朝、一通のメール返信をAIに任せることから始めてみてください。

まだ私も使い始めたばかり。使い方研究するぞ〜
