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「ふるさと納税、共働きだと限度額ってどう計算するの?」
夫婦で年収を足すのか、別々なのか。妻の分は誰の控除になるのか。毎年なんとなくで済ませている人、けっこう多いと思います。

結論から言うと、限度額は夫婦それぞれ、自分の年収だけで計算します。合算はしません。ここさえ押さえれば、あとは難しくないです。
この記事でわかること
- 共働きの限度額を計算する3つの原則
- 夫婦でやりがちな失敗3つ(名義・ワンストップ・育休の年)
- わが家が旅行先の自治体に寄付して宿代に回した実例
- 2026年に変わったこと・変わらないこと

限度額は「ひとり」ずつ|共働きで押さえる3つの原則
限度額は、世帯ではなく「ひとり」ずつ。
原則①:夫婦の年収を合算しない
ふるさと納税で控除されるのは、住民税と所得税です。どちらも個人にかかる税金なので、控除も個人単位になります。
夫の限度額は夫の年収と控除から。妻の限度額は妻の年収と控除から。それぞれ別々に計算して、別々に寄付します。
たとえば総務省のモデルでは、給与収入1,000万円(独身または共働き・住宅ローン控除なし)の人の上限は約18万円です。
ふるさと納税の上限は、年収が上がるほど大きく伸びる仕組みです。夫婦の年収を足して1,000万円と入れると、二人の本当の上限を合わせた額より大きい枠が出てしまいます。

共働きでよくあるのが「世帯年収」でシミュレーターに入れてしまう勘違い。限度額が実際より大きく出るので危険です。合算、ダメ絶対。
原則②:シミュレーターには「自分の情報だけ」入れる
シミュレーターに入れるのは、自分の年収と、自分が受けている控除です。
ここで共働き特有のズレが起きやすいのが「配偶者」の欄。
妻に収入があって夫が配偶者控除を受けていないなら、夫の計算で妻を扶養扱いにしてはいけません。独身・共働きと同じ扱いで入力します。
iDeCo、生命保険料控除、医療費控除など、所得から引かれる控除が多い人は限度額が下がる方向です。
住宅ローン控除を受けている人も、限度額に影響することがあります。シミュレーターの詳細版で入力しておくと安心です。
原則③:限度額ギリギリを狙わない
年末の残業代や賞与で、年収は意外と動きます。
シミュレーション結果の9割くらいで止めておくと、限度額オーバー(控除されない、ただの寄付になる部分)を防げます。

「限度額ピッタリまで使い切りたい」気持ち、わかる。でも数千円の枠を攻めて数千円自腹になったら本末転倒です。
まずは夫婦それぞれ、自分の分を1回計算してみてください。5分ほどで終わります。
▼ かんたんシミュレーターで上限額を確認
さとふるで限度額シミュレーションをしてみる
共働きでやりがちな失敗3つ|名義・ワンストップ・育休の年
失敗①:妻名義の寄付を夫のカードで払う
寄付した人と支払った人が違うと、控除が認められないリスクがあります。
寄付者の名義と、クレジットカード・口座の名義はそろえる。夫婦それぞれ、自分のカードで払いましょう。
失敗②:ワンストップ特例の申請を出し忘れる
確定申告をしない会社員は、ワンストップ特例を使えば申告なしで控除を受けられます。条件は、1年間の寄付先が5自治体以内であること。
申請は寄付ごと・本人ごとです。夫婦それぞれが、自分の寄付分を申請します。
期限は寄付した翌年の1月10日(必着)。年末に駆け込むと、ここが一番つまずきます。
6自治体以上に寄付した人や、医療費控除などで確定申告をする人は、ワンストップ特例は使えません。確定申告で寄付金控除を申告します。
マイナンバーカードを使ったオンライン申請に対応する自治体も増えていて、紙より格段にラクです。

私は以前、ふるさと納税が控除されていなかったことがあります。申請して終わりではなく、控除されたかの確認までがふるさと納税です(涙)
控除されていなかったときの確認方法と対処法は、ふるさと納税、何をもらえばいいの?共働きズボラ主婦の失敗と正解にまとめています。
失敗③:育休の年に、例年どおり寄付する
育児休業給付金は非課税です。育休で給与が減る年は、課税される所得が下がり、限度額も大きく下がります。
共働きこそ「今年の自分の年収見込み」を毎年確認してから寄付を。去年と同じ額で寄付するのが一番危ないパターンです。

わが家の使い方|旅行先の自治体に寄付して宿代に回した
限度額がわかったら、何に使うか。わが家の2026年の使い方をひとつ紹介します。
7月に家族で熊本・阿蘇へ旅行しました。行き先が決まった時点で、楽天ふるさと納税から熊本県に20,000円を寄付。
返礼品は、楽天トラベルで熊本県の宿に使える6,000円分のクーポンでした。
このクーポンを、2日目に泊まった南阿蘇の温泉宿の予約に使いました。同じ予約で楽天トラベルの会員向けクーポンなども併用できて、宿代は合計13,785円引きに。そのうち6,000円がふるさと納税の分です。

「どうせ行く場所」に寄付しておくと、返礼品をもらった実感がすごくあります。食べ物みたいに冷凍庫を圧迫しないのも、地味にうれしい(笑)
ただし、旅行クーポンは自治体ごと・宿泊施設ごとに使える範囲が決まっています。寄付する前に、泊まりたい宿で使えるかを確認しておくのがおすすめです。
▼ 旅行先の自治体を探してみる
楽天ふるさと納税で旅行クーポンの返礼品を探す
2026年のふるさと納税、何が変わった?|ポイント禁止と10月の見直し
2025年10月から、ポイント付与が禁止に
2025年10月から、ふるさと納税サイトが寄付者にポイントを付与することが禁止されました。
サイトごとのポイント差で選ぶ時代は終わり。返礼品の探しやすさや、申請・管理のしやすさで選べばOKです。
2026年10月から、自治体側のルールが厳しくなった
2026年10月1日から、ふるさと納税の指定基準が見直されました。地場産品の基準の明確化や、返礼品の調達費用の見直しなど、主に自治体・事業者側のルールです。
あわせて、寄付金のうち自治体が地域のために使えるお金の割合を、段階的に60%以上へ引き上げていくことになりました。
| 適用される時期 | 地域のために使える割合 |
|---|---|
| 2026年10月〜 | 52.5%以上 |
| 2027年10月〜 | 55%以上 |
| 2028年10月〜 | 57.5%以上 |
| 2029年10月〜 | 60%以上 |
※出典:総務省「ふるさと納税について(指定基準に係る告示改正)」(2026年3月24日)。時期は「令和8年指定から段階的に適用」を西暦に置き換えたものです。
寄付する側の控除の仕組み、自己負担2,000円、ワンストップ特例は変わりません。返礼品の上限3割も、これまでどおりです。
10月の見直しでお気に入りの返礼品がなくなっていないかは、ふるさと納税は年末まで待たない!秋に動く3つの理由で確認の仕方をまとめています。
「193万円の上限」は、一般的な共働き家庭には関係なし
ニュースで見かける「ふるさと納税の控除に193万円の上限」は、2027年の寄付分から適用される見直しです。
対象は給与収入1億円程度以上の高所得者。一般的な共働き家庭の限度額計算には影響しません。

「上限ができた」と聞いて焦ったけど、年収1億円の話でした。わが家には縁のない世界です(笑)
まとめ:共働きのふるさと納税は「別々に計算・別々に寄付」しよう
- 限度額は個人単位。夫婦の年収は合算しない
- 配偶者控除を受けていないなら、夫の計算で妻を扶養扱いにしない
- シミュレーション結果の9割で止めるのが安全
- 名義・支払い・ワンストップ申請も本人単位で。期限は翌年1月10日
- 行き先が決まった旅行があるなら、その自治体の旅行クーポンも選択肢に
限度額の計算がややこしく感じるのは、数字に弱いからではありません。「個人単位」だと、誰も最初に教えてくれないからです。
夫婦それぞれ5分のシミュレーションから、始めてみてください。
▼ 限度額の確認と寄付はこちらから
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